みなさまは白いスニーカーをお持ちですか?
スニーカーはパンプスや革靴よりカジュアルで履きごごちも快適なため年齢に関係なく人気ですよね。
靴は洋服のように毎日洗濯することもないので、特に白いスニーカーは知らぬまに汚れがついていたり黄ばみができたり…。
わたしは先日お出かけの際に履こうとおもっていた白いスニーカーを久しぶりに靴箱から出してみたら、、、
茶色く細かい謎のシミがそこかしこについていました、めちゃショック!
そういえば2ヶ月くらい前履いたとき手に持っていた飲み物をこぼしたような。。。
それがコーヒーだったかワインだったのか全く思い出せないのが難点ですが、
真っ白のキャンバス地なのでとても目立つ!
でもまだ新しいスニーカーなのできれいにしたい!
そこでシミのついた白いスニーカーを簡単に洗う方法を紹介したいとおもいます。
記事最後のビフォー、アフターの写真もよかったらご覧くださいね。
ポイントはお酢と漂白剤です!
スニーカーの汚れ
白いスニーカーに限らず、地面に直接触れる靴はどうしても汚れてしまいます。
舗装されていない道や、雨の日などでは土や泥が激しくついてしまったりもしばしばです。
濃い色の靴の場合は一見、汚れに気づきにくくても白いスニーカーだと汚れが目立ってしまいます。
あと、意外と白いスニーカーの悩みに多いのが「黄ばみ」です。
黄ばみの原因
黄ばみができてしまう原因はいろいろですが、アルカリ性の成分が生地に付いたり、残っていたりすることにより紫外線と反応してしまうからです。
アルカリ性の洗剤で洗った際にゆすぎが足らずに成分が残ってしまったまま乾燥することで黄ばみを引き起こします。
人間の汗は通常は弱酸性ですが、真夏などたくさんの汗をかくとpH値が上昇し、アルカリ性に変わります。
白いTシャツや、ワイシャツなどの襟元などが黄ばんでくるのも皮脂よごれだけではなくこちらも一因のようです。
アルカリ性の成分はお酢を使うことで黄ばみをとり、白くすることが可能です。
用意したもの
- バケツ
- ゴム手袋
- 中性洗剤
- 米酢
- 酵素系漂白剤
- 使い古した歯ブラシ
家にあるものでOK
バケツなどの容器は100均などでも手に入りますが、なければ洗面台など水の溜められるものでもOKです。
ゴム手袋は洗剤などによる手荒れを防ぐために使用しましょう。
中性洗剤は洗濯用のものなど家にあるもので大丈夫です。
お酢は米酢でなくても構いませんが、穀物酢の方が良いそうです。
酵素系漂白剤は『ワイドハイターEX』を使用しています。
商品名に”EX”表示のないほうの「ワイドハイター」より白くなる効果が期待できるため、「ワイドハイターEX」の方を選ぶことをおすすめします。
塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)はアルカリ性のため、
黄ばみの原因になるので間違わないよう注意しましょう。
白いスニーカーの洗い方
水よりもお湯の方が汚れが落ちやすいので少し熱めのお湯で洗います。
今回は家にあった使用済みの歯ブラシを使いましたが、靴専用のブラシもあるのでこだわりのある方はそちらを使ってみてください。
ナイロンなどのブラシは生地を傷めやすいため動物性のブラシが好ましいようです。
洗う際にあらかじめ泥などとりのぞける汚れは取っておきましょう。
今回うっかり靴紐をつけたまま洗ってしまいましたが、外して洗いましょう。
外した靴紐は一緒にバケツに入れて洗うとキレイになります。
中敷などもあれば外して同様に。
中性洗剤で洗う
- バケツに熱めのぬるま湯を溜め、中性洗剤を適量溶かしスニーカーを入れて1時間ほど浸しておく。
- 中性洗剤をつけた使用済み歯ブラシを使い、汚れの気になる部分を重点的に生地を傷めないよう気をつけてこすり洗いをする。
- バケツのお湯を捨てて、洗剤が残らないよう何度か洗浄をくり返ししっかり洗剤を洗い流します。
酢を使って黄ばみを落とす
黄ばみの原因はアルカリ性になるのでお酢の酸性の力で中和させて黄ばみを落とす仕組みです。
酢はいろいろ種類がありますが、クリーニングでよく使用されているのは穀物酢やクエン酸だそうです。
今回は家にあった米酢を使用しました。
お酢は殺菌、消臭の効果もあるのでニオイ対策にもなります。
- お湯1リットルに対して大さじ3杯のお酢を入れて(わたしはざっくりバケツのお湯に対して200mlほどのお酢を入れました)よくかき混ぜ、先ほど中性洗剤で洗ったスニーカーを浸します。
- 2〜3時間浸したら、再びお湯で何度かくりかえしよく洗浄します。
酸素系漂白剤につける
お酢でも落としきれなかった汚れには酸素系漂白剤を使用します。
酵素系漂白剤は『ワイドハイターEX』を使います。
白いスニーカーには問題ないですが、色柄物には色落ちの可能性があるので注意が必要です。
- バケツのお湯に20ml弱(水30リットルに20mlが目安)を入れてよく混ぜ、スニーカーを1〜2時間ほど浸します。
- 汚れが落ちていたらお湯でくり返しよくすすぎ、洗浄します。
乾燥
- 風通しのよい日陰でスニーカーのつま先を上にして乾燥させます。
- 洗い終わってそのまま外で乾燥でも良いですが、いらないタオルなどでスニーカーを包み大まかに水分を取り除くか、洗濯機の脱水機能を使って5分ほど脱水してから干すと時短になります。(型崩れに注意)
ビフォーアフター写真
実際にわたしのお気に入りのスニーカー(コンバース・ジャックパーセル)を洗ってみたビフォーアフター写真をご覧ください。
《洗浄前》 謎のシミが目立っています。。
《中性洗剤→お酢→酵素系漂白剤洗浄後》白くなったもののうっすらシミはまだ残っている。。
この後2時間ほどお湯にそのまま浸しておきました。
すると、、、

光のトーンの違いなどで比較しにくいですが、
原因不明の目立っていたシミはアルカリ性のものだけではなかったのかお酢や漂白剤を使用しても洗浄後、うっすら残って完全に取り除くことはできなかったです。
しかし、その後2時間ほどお湯に浸して放置してから乾燥させてみた結果、近づいてよく見ないとわからないくらいにシミは薄くなっていました!
実際に履いてみると新品のときのように白く感じ、シミはほぼわかりません。
最初の中性洗剤で洗うとき以降の作業はお酢や漂白剤をつけてほぼほっておくだけなので楽チンです。
デメリットは大量のお湯を使うことと、洗浄回数が多いことくらいです。
家にあるものだけでキレイになるなら買い換えたり、靴のクリーニングに出すよりも簡単で節約になりますね。
つま先やソールの部分の汚れには『メラミンスポンジ(劇落ちくんなど)』で
擦るとキレイになるのでオススメです。
注意
今回のわたしのスニーカーはガンコな汚れだったので、中性洗剤→お酢→酵素系漂白剤のフルコースで洗いましたが、必ずしも全てを行う必要はないとおもいます。
もしお酢に浸して洗ってみた後じゅうぶんキレイになっていれば漂白処理はせずにそのまま洗浄、乾燥で良いかなとおもいます。
漂白剤を使う際に注意すること
塩素系の漂白剤(キッチンハイターなど)を間違えて使用すると、塩素系は強いアルカリ性なので、お酢など酸性の液体と混ざると有毒ガスが発生し大変危険です!
あと、洗浄が足らずにアルカリの成分が残ると紫外線と反応して黄ばみの原因になりますので漂白剤を使用する際は種類をよく確認してくださいね。
以上、ここまで読んでくださってありがとうございます。
ご参考になればうれしいです。