世界の逃げ恥ファンのみなさま、
こんにちは、
アラフォー独身のねばこ(nevaco_blog)です。
2016年10月期に放送されたTBS系大人気ドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)が
2020年5月から逃げ恥ムズキュン特別編として夜22時から放送されています。
おもしろすぎてリアルタイムでも夢中で観てたし、なんなら無料動画サイトでも何回も観てるし、「ムズキュン特別編」という名の総集編でフルでの放送じゃないなら観なくてもいいかな〜、なんておもってたくせにバッチリ放送日1回目から観ては「毎回最高!!」ってなって同じところで涙してめちゃくちゃ楽しませていただいてます。。
数年前のドラマにも関わらず、何度見ても色あせないおもしろさ。
脚本やキャスティングや全てが素晴らしいんでしょうね、世の中どんだけ天才がいるんだろうと凡人からしたらもう、ため息ものです。
キャラクターそれぞれの魅力
新垣結衣さんの可愛さを観てるだけでも「生まれてくれてありがとう!!!」て大きい声出そうなくらいなんですが、そんなガッキー演じる「森山みくりさん」という役柄が本当に愛おしくて。
ただの可愛い娘の恋愛話ならきっとアラフォーおばさんは薄目で見てると思うんですけど(性格いいから)、みくりさんは「小賢しい(こざかしい)女」として過去の恋愛や職場でもうまくいかず、じぶんのことを受け入れてもらえないことにコンプレックスを持って生きているんです。
(あんな国宝級に顔面が可愛くてそんなこと有り得ないけどそこはドラマだから)
そして、お相手役の星野源さん演じる「津崎平匡(ひらまさ)さん」という役柄もたまらなくすばらしい。
IT系企業に勤める京大出身、平匡さんは本人曰く、36歳プロの独身。女性経験なし。
(服装も髪型もお家の中までシュッとして清潔感あふれるこんな親に紹介したら一番喜ばれそうな真面目な超好青年がずっと彼女がいなかったなんてこちらも有り得ない、とおもうけどそこもドラマだから)
そんな二人が契約結婚をして一緒に生活を始めるラブコメディー。
どこかコンプレックスや自信のない人が物語に出てくると、自分自身に重ねてみてしまいいっきに親近感が湧き、応援したくなってしまいます。
コンプレックスだらけの筆者がはまらないわけがない。。
逃げ恥のすばらしいところは、ただのドタバタラブコメディーに収まらず、
みくりさん、平匡さんの周りの方たち含めて現代社会に生きる様々な人をリアルに映している、そんなドラマだからこそ何回放送されようとも新鮮な気持ちでくり返し観ては胸を打つんです。。
みくりさんは大学での就職活動に失敗し、大学院に進んで臨床心理士の資格をとり就活するも全滅し、派遣社員として働いていたが派遣切りにあう。
はたまた平匡さんも経歴も申し分なく立派にIT企業で働く有能なサラリーマン。しかし女性関係だけはどうしても苦手で自尊感情が著しく低く、自分は一生独身だと思い込んでいる。
みくりさんの伯母役の百合ちゃん(石田ゆり子さん、もう最高にキレイで上品でキュートで最高です)は外資系化粧品会社で働くアラフィフ独身処女という設定。
めちゃくちゃ仕事のできるキャリアウーマンでかっこよくて素敵なんだけど現代社会でまだまだ女性であることでの会社での扱いや、独身であることへの偏見が垣間見れたりして同じような世代の方は見ていて苦しくなったり、はたまたかっこいい百合ちゃんに勇気付けられたりしたこととおもいます。
他にもみくりさんのご両親や、平匡さんの会社の方みんなキャラが立っててそれぞれ書ききれないほどとても魅力的なのです。
平匡さんとみくりさんの共感力

みくりさんは臨床心理士を学んでたせいもあってかとにかく気遣いがすばらしい。
想像力が半端なくすぐに妄想の世界にいってしまうのですが、それって結局物事を深く考える能力の高さ、分析力、人へ対する思いやりの深さなのだろうとおもいます。
それをみくりさんの元彼たちは受け止めきれずに「小賢しい」などという言葉でみくりさんを傷つけます。
しかし平匡さんはそんな風にみくりさんのことを一度もいったこともおもったこともない。(というセリフがありました。)
むしろそんな一面をみくりさんの魅力の一部として捉えている平匡さん。。
そしてまた、平匡さんの自己肯定感の低さは並々ならぬものですが、みくりさんはそんな彼をめんどくさがらずに理解して傷つけることなくどうしたらその壁を壊していけるかを考え行動するのです。
相手を思いやるがゆえに、傷つきたくないゆえに、失いたくないゆえに、頭で考えて言葉になかなかできずになんともむずがゆい二人なのですが、一貫して言えるのは二人とも「やさしい」んですよね。
自分本位でないというか、どうしたらお互いにとってベストかを常に考えている。
みくりさんも平匡さんも、相手の気持ちをわからないなりに汲んで寄り添おうとしてる、つまり共感力の高いお二人なんですよね。
それって他人と一緒に暮らす上ですごく重要なんじゃないかとおもいます。
結婚したことないから知らないけど(白目)
でもそうおもいます。
人と生きてく上で思いやりってすごく大事ですもんね。
みくりさんの提案を受け入れていく形ですが、お互いを契約結婚を超えた本当の大切な相手として徐々に変わっていく姿に毎週胸がときめきます。
もやもや悩んでいたことが相手のちょっとした一言で吹き飛んだりする感覚。
わかるよ〜〜、と一人テレビに向かって泣いたり笑ったり忙しい。。
アラフォーの涙は重いね…(犬匡くんより)
【逃げ恥】わたしの好きな名言集

平匡さん
- 「いいなあ、愛される人は。いいなぁ。」
みくりさんとの同居が解消されて一人に戻るかもしれない生活をおもい、残業中の誰もいない会社で一人つぶやく平匡さんの最後の消えそうな「いいなぁ」におもきし泣きました。。
不器用すぎる平匡さんがとにかく切ない。。
- 「みくりさんが閉じたシャッターはいつか僕が閉じたものと同じかもしれない。だとしたら僕は開け方を知っている。何度もなんども呆れるほど見捨てずにノックしてくれたのは他の誰でもないみくりさんだ。」
みくりさんが心を閉ざしてお風呂に閉じこもった時のシーン。
平匡さん、ちゃんとわかってくれてるんだ、とこちらも号泣。。
みくりさん
- 「誰かに選んでほしい。ここに居ていいんだって認めてほしい。それは贅沢なんだろうか。みんな誰かに必要とされたくて、でもうまくいかなくて、いろんな気持ちをちょっとずつ諦めて、泣きたい気持ちを笑い飛ばしてそうやって生きているのかもしれない。」
恋愛でも社会でもそうですよね、たった一人でもいい、共感しかなくて泣くでしかない。。
- 「平匡さんに何かあったら、私は平匡さんの味方です。」
こんなことを心から言ってくれる人が一人でも居たら生きていける気がします。。
そして言いたい。。。
百合ちゃん
- 「例えば私みたいなアラフィフの独身女だって社会には必要で誰かに勇気を与えることができる。あの人が頑張ってるなら自分ももう少しやれるって。
今一人でいる子や、一人で生きるのがこわいって若い女の子たちに、ほらあの人がいるじゃない、結構楽しそうよって思えたら少しは安心できるでしょ。
だから私はかっこよく生きなきゃっておもうのよ。」
って涙を浮かべながら本心でもあるけど強がりにも見える百合ちゃんの姿に号泣しました。
そう思わないと生きていけない気持ちもわかりすぎますもんね。
などなど、ほんとはもっとあるんです!
他の人の名言もいっぱいあります。
ぜひ本編を見て確かめてください。何回観てもいいもんはいいです。。
まとめ
新垣結衣さんの可愛さと役柄が絶妙でこざっぱりと観てて軽快な素敵なドラマです。
そして星野源さんの役者さんやミュージシャンとしての素晴らしさは存じ上げていたつもりでしたが平匡さんの役をやらせて右に出る人はいないんじゃないのではないかしら、とおもわせてくれるほどにハマり役で細かい演技、表情すべてがすばらしいです。最高。
そんな二人が恋ダンスなんてした日にゃそりゃみんな踊りますよね、当時すごかったですもんね。曲も今聴いても最高ですし。星野源さんすごい。多才すぎる。
今放送中の『逃げ恥 ムズキュン特別編』のエンディングでも恋ダンスが観られてしかも昔のそのままの映像と、出演者のみなさんの現在の映像がうまい具合に編集されててそちらも楽しくて必見です。
個人的には石田ゆり子さんのご自宅からの映像にワンちゃんと猫ちゃんがチラッと映るのと変わらぬキュートなお姿に嬉しくなってしまいます。
そんな『逃げ恥 ムズキュン特別編』も来週火曜のあと一回で終わりかな〜。
社員旅行の帰りに電車で平匡さんから突然のキス!!(あんなスマートにキスできるなんてプロの独身ではないのではないか疑惑だけどそこもドラマだから…)の6月23日放送の展開から最後までどうまとめられているのか楽しみです!!
こんなに好きならDVDなりブルーレイなり買っちゃおうかな、
原作の漫画はまだ読んだことないのでこちらもいつか読んでみたいところです。
何回観ても笑えて泣けて元気がでるオススメドラマです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
追記
2020.6.30(火)の放送で最終回までを無理くりでも詰め込んでなんとか終わらせるのかとおもいきや、
なんと平匡さんとみくりさんの2回目のキスシーンの後、みくりさんが家出してしまうというところで「逃げ恥ムズキュン特別編」の放送は終了しました!
そんなバカな…!続ききになるやつ(知ってるけど)!!
続きはTverなどネット配信で今だけ無料で全話観られるみたいです。(感謝)
どうせなら後一回でいいからさいごまでまとめて放送して欲しかったよTBSさん。
以上追記でした。